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2004年末に「うつ病」の診断書が出て、翌年3月に職場を退職…人生の歯車が狂って急転直下の転落人生から「再生の道」を探す日々の記録です。 病気の回復はゆっくりですが、焦らずに、めざすは「社会復帰」です!
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干支4周目に突入したアラフォー男子です。仕事しすぎてリタイアしちゃいました。こんなブログを応援してくださる奇特な方は、ポチッとCoRichを押してチョ。
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やっていたボランティアの作業を依頼元に返上することになりました。

毎日毎日、「考える事が仕事」のような生活の中で、いろんな考えや思いが交錯しては消える・・・。でもその過程でいつも思っていたのは、今のこの関係の中には、僕の存在が無いほうが問題がシンプルになるところに到達してしまうので、意を決しました。

とは言っても、けっこう未練がましいタイプなので、意を決したもののグズグズと考え込んで、この日を迎えるまで気が重い日が続きました。


打ち合わせが都心のほうで行われることになり、僕は交通費節約のためになるべく徒歩で行くルートで、しかも土地勘のないところを歩くので、時間に余裕を見て、集合の2時間半前に家を出発。
西武新宿から代々木までを歩く道と、目印になるような店やランドマークをメモして出ました。新宿近郊までは土地勘があるので、わりとスンナリ。時間があまったら、集合場所のロビーで本でも読んでいようと思っていたんだけど、その本を忘れてきてしまい、「たしか右手にマクドナルドがあったな」と思いだして、仕方なくコーヒータイムで時間をつぶしました。

都会は予想していたより辛い。人が多くて、平日の昼間ということもあって、仕事着やスーツ姿の人と行き違う。「自分はイイ歳して何をしているんだろう?」とたびたび思わされる。マクドナルドの中も、ちょうどお昼時ということもあり、首から社員証を下げた人が忙しく昼食を採っている様子を見て、「自分はなんて優雅な時間を過ごしているんだろう」と思っても、それが決して優越感にならない。ただただ、無念。

入店してマクドナルドは、会場にだいぶ近いと思っていたので、時間の15分ほど前に店を出て、目印を探して歩く。ところが、歩けど歩けどそれが見当たらない。「あれれ(思ったより)遠いぞ?」と不安になりながらも歩いて行くと・・・また右手にマクドナルドが。

「しまった!入店するマクドナルドを勘違いした!」

と瞬時に気付き、サーッと血の気が引いた。
ただ、この先は見知らぬ領域なので、変に急いで迷子になっても走り損なので、もう腹をくくって歩き、目標の高速道路が見えたので、あとは道なりに行って無事会場に到着しました。
3~4kg程度の荷物を背負って、ひたすら歩いたので汗びっしょりになって、結構良い運動になった。


会場はレストラン。
先にメンバーのみなさんは昼食を一緒にして既に集合されていた。久しぶりにメンバーの方々と顔を合わせ、元気そうな様子を見ることができた。促されるままに着席をして一息ついたら汗がドーッと出てきた。この日は気温はそれほどでもなかったので、電車もお店も空調がさほど動いてなかった。でも湿度がすごかった。

着席するなりオーダーを取りに店員さんが来て、メニューを置いていった。こちらは水で十分、場所代は先にみなさんがランチを食べているので、それで良いだろう・・・。「いりません」と言ったけど、「一応、ここはレストランですから」と促されて、仕方なくメニューを開いた。


アイスコーヒー 330円


フラッとした。
僕は毎日、数杯のコーヒーを飲むけど、1カ月で400円である・・・。とても飲もうという気にならなかったけど・・・仕方ないのでそれをオーダーした。「常識知らず」と思われただろうなぁ。常識は知っているから食事もしたいし気軽にコーヒーくらいは頼みたい。でもそれが出来ない現実もある。

他愛もない事だったけど、普通じゃないんだ・・・と感じるには十分な出来事で、僕にとっては残酷で拷問のようなひとときだった。


ほどなく打ち合わせが始まったけど、もう疲れ果てていた。
ある程度、完成度のある書類を作ってあったのが助けになった。どのような段取りでやったのかを良く覚えていない。自分が辞めるにあたって良く考えて貰いたい事を2、3話した。

「業務はやるけど、責任は持ちません」
「業務はやらないけど、責任は持つよ」
「(業務に使う)ソフトもらっても、置き場所ないんだけど・・・」

なんてやりとりが目の前で展開されて、肝心な事が伝わっていない状況が寂しかった。でも、自分のやれることはやったという充足感はあった。「もうこれで良い、僕はよくやったよ」と思うようにした。


今までのお手伝いに対して、大変な謝礼を戴いてしまった。
一度はお断りしたけど、「もう決めたことだから、気持ちとして受け取ってください」と言われたので、ありがたく戴くことにした。
本当に不思議に思うのは、「労働力をお金にしよう」と思いたって考えてもまったくうまくいかないのに、「お金は戴かない」と好意だけでやることが、なぜかお金になって戻ってくる。お金って本当に不思議だ。


これでメインでやっていたボランティアもひとつケジメが付いた。
療養生活の期間の半分以上携わってきて、いろいろな事をたくさん教わった。この先の事は解らないけど、「ここまではやれて良かった」と改めて思うし、自分も胸を張って自慢できる活動でした。
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