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2004年末に「うつ病」の診断書が出て、翌年3月に職場を退職…人生の歯車が狂って急転直下の転落人生から「再生の道」を探す日々の記録です。 病気の回復はゆっくりですが、焦らずに、めざすは「社会復帰」です!
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6~7年、活動停止の脳の一部を突然動かしたせいか、妙な感じです。

できることなら、いま多くの人が不安に思う「原発事故」に関する事で

すこしでも不安材料が取り除かれるような事が書けるようにと思うのですが、

毎日の事態の進展のほうが早く、追いつくのは難しそうです。

自分の復習のつもりで、マイペースで書いて行こうとひらきなおりました。


すごくいろんな情報が出ていて、錯綜してしまうかもしれません。

専門用語も多くて、ニュースを読み解くことも難しいかもしれません。

今日の官房長官会見でも新しい言葉がでてきました。簡単にですが、専門用語を解説してみます。


まず、2つの言葉を紹介します。

放射能

これは、今起こっている事故の関連する用語の中で、一般の方が最も馴染み(?)がある言葉だと思います。

が、実際にこの分野で、この言葉が使われる事はあまりありません。

事故が起こった直後、この言葉の使い方を誤っていた報道もいくつか見ましたが、放射能とは字のごとく

「放射線を出す能力」

を意味し、そういう物体を意味するものではありません。

「放射能」と表現されているものの多くは、正しくは【放射性物質】と言います。


被ばく
被ばくは、漢字では「被曝」と書きます。

右側の「バク」は、日ヘンです。「さらす」という漢字です。

これをバクダンのバクを書く記事を多くみかけます。大変な間違いです。

原子力に携わる人、注意深く取り扱っている人は、とてもデリケートな分野だということを

良くわかっているので、言葉を大切に扱います。

特に、日本は世界で唯一の「(原爆の)被爆国」です。

ですから、平和利用としての原子力と、兵器としての原子力は全く異なるものであるという事を

明確にしなくてはならないのです。

こういう誤字の記事を見たら、「まったくわかってません」という事を表現しているようなモノなのです。

話がそれましたが、被ばく というのは、放射線を浴びるという事です。


放射線に関わる用語の関係性
放射線を説明するとき、私はよく「電球」の話で例えて説明します。

03293e08.gif絵心のカケラもなくて、申し訳ありません。
いまどき、こんな質素な部屋は無いかと思いますが・・・「昭和」の時代の一部屋がモデルです。

電球がありまして、部屋に灯りがある光景です。
電球からは、光線・・・読んで字のごとく光の線、ビームです。これがまんべんなく出ていますので、部屋全体が明るくなります。

このイメージを本題に置き換えると

電球 = 放射性物質
光線 = 放射線
明るさ = (放射)線量 となります。

放射線は、線ですから1本、2本・・・という具合で数えても良いのですが、1秒間に何本の放射線が出たかという事を示す、ベクレル[Bq]という単位を使います。

また、線量は、厳密には2種類ありますが、今は人体への影響の度合いを示す被ばく線量が使われています。単位はシーベルト[Sv]です。

ニュースで良く出てくる言葉は、だいたい出そろいましたね。

・・・いや、たしか出てきた言葉はマイクロシーベルトじゃなかったっけ?

と気が付いた人は、なかなか注意深いです。


補助単位と時間率

シーベルトという単位の数字は、しばらく振り回されました。

実際は、シーベルトという言葉の前に ミリ とか マイクロ とかが付いてましたね。

これは補助単位といって、単位のオマケです。

このオマケは、どういう意味かというと、たとえば


10000000000000円


・・・・って いくらだよ! って思いますよね。

ゼロが多すぎて、イチ、ジュウ、ヒャク・・・と数えていきます。

これ、整数だからまだいいですが、小数のほうになると、また解らないですね。

そこで、補助単位が登場します。

ミリ は 1/1000、マイクロは、さらに1/1000 という意味です。

マイクロは、あまり馴染みのなかった響きかもしれませんが、

昔の人は、すげー小さいことを「ミクロ」なんていってました。それです。

ちなみに、マイクロのさらに1/1000 は ナノといいます。

これは、どういうわけか、「ナノテク」とか、「ナノケアー」とか、割と聞いたことがあるかもしれませんね。


本題に戻りますが、一般的な被ばく線量は、マイクロレベルですので、この数字で統一して比較するのが良いでしょう。ミリと出てきたら、その数字は1000倍すれば、マイクロになるわけです。


それと、発表される数字が、シーベルト・・・なんですが、測定値には、よく「毎時」(まいじ)なんて言葉がくっついてくることがありますね。

これは、時間率という表現方法で、特に線量については、線量率[Sv/h](シーベルト毎時)といいます。

線量率は、「1時間同じ状態が続くと、その線量(単位:シーベルト)の被ばく線量になりますよ」という事を意味しています。
官房長官会見で、「ずっと、そういう場所にいて・・・」とか、「ずっと食べ続けて・・・」とか極端な表現になっている部分は、この線量率と被ばく線量の関係を言葉で表す苦労を垣間見ることができます。

主に環境線量(生活環境の周辺に存在する放射線の影響)を表す場合、それは時々刻々と変化するので、この線量率が使われます。


ニュースを読み解くときに、先ほどの「電球」の例などを思い浮かべてみると、解りやすいかもしれません。

でも、まだまだ謎や疑問、そして不安は残ります。マイペースで核心に近づいていきます。
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