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2004年末に「うつ病」の診断書が出て、翌年3月に職場を退職…人生の歯車が狂って急転直下の転落人生から「再生の道」を探す日々の記録です。 病気の回復はゆっくりですが、焦らずに、めざすは「社会復帰」です!
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僕は前職では製造業で測定器の設計に携わっていましたが、その測定器は一般の人からしてみたら珍しいかもしれない「原子力」と言われる分野で使われる特殊なものでした。原子力という分野は、今の世代では「発電所」。御年配の方は「爆弾」を思い浮かべる方も少なくないかもしれませんね。

今日は、たまたま新聞で興味深い記事を見かけました。


原子力発電所では、燃料としてウランが使われています。これの副産物として代表的なのがプルトニウム。核兵器の原料になるとして昔から猛烈に批判を呼んでいるのは言うまでもありません。

そんな業界人でありながら知らなかった事があります。
原子力発電所の基礎技術としてウランを燃料としたものが軽水炉が確立した背景には、副産物であるプルトニウムを核兵器として利用するという当時の時代背景が強く、それ以外の原子力発電技術が提唱されていたという事については全く知る由もありませんでした。

その、もう一つの技術というのがトリウムを原料としたトリウム溶解塩原子炉です。

トリウムは天然資源としても豊富で、今世紀を凌げるぐらいの原料が眠っているそうです。


冷戦を終えた今、核兵器の必要性は徐徐に薄れつつあり、また中国・インドといった後進大国の急速な電力需要によって現在の原子力技術が台頭すれば、原料が枯渇するのは必至です。そのため、副産物であるプルトニウムをエネルギー原料として再利用するプルサーマルという技術が、資源を持たない日本では注目されつつあります。

ただ、これには様々なリスクが潜んでおり、燃料再処理技術が確立するのに十数年を要し・・・そうこうしているうちに設備は古くなり実用化にも踏み切ることができないまま現在に至っているのが現状だと思います。


原子力という分野で10年間、お仕事をしていたので、非常に興味深く記事に触れました。
仕事を辞めて4年ぶりに再び原子力に興味を惹かれました。
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