母の誕生日が近いので、なにかプレゼントを贈ろうかなぁ～と２、３日考えていました。

花が好きなので、花もいいなぁ～

小田和正が好きなので、グッズは喜ぶかなぁ～


でも、僕にお金が無いのは周知の事実であります。


以前、ちょっと色々とあった頃に親戚からバレンタインデーのチョコをお礼かたがた頂いた事がありました。僕にふさわしいチョコで、とても嬉しい思いをしました。貧乏性の僕はなかなか手がつかず、写真に撮って冷凍保存していました。

その後、彼女が経済的に非常に逼迫している惨状を聞き、このチョコに対する思いがとても複雑になってしまった事を忘れることができません。

チョコは食べ物ですから、いつかは食べなければいけません。でも僕にはとても食べることはできませんでした。色々な想いから喉を通らなくて、２年くらい両親に預かって貰ってました。


想いを乗せた贈り物は、やはりゆとりや余裕を持った中でないと、却って相手を悩ませ、複雑な感情を抱かせてしまう事を身をもって感じました。それを思うと、今の僕は、なにをしても背伸びです。

「いつも見守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝える事が、僕にとっての分相応の贈り物です。