僕が自炊をするようになってから、まだ１年そこそこ。

ウデは全然ダメだけど、何もしていなかった頃と比べれば、包丁の手つきひとつをとっても、ずいぶんマシになってきたんじゃないかな～。

料理だけでも、素材を安く買ってきたりとか、献立を考えたりとか、すごく大変なんだなーって事が解って、専業ならともかく、自分の仕事を持ちながらという「兼業」は、もはや神業と思ってしまいます。


テレビやネットで、なんか美味しそうなものを見ると、マネ事をやってみたくなります。

そうすると、大抵、失敗作になります。

  「あれれ、こうなるはずなんだけどなぁ～」みたいな感じで、何が悪かったかは謎のままです。マズくは無いけど、ウマくもない。ほんとは「ウマいっっ！感動した！」という予定でした。


この失敗作の犠牲者は父です。

父は、自宅では「味がどうこう・・・」と文句ばかりを言っているというイメージが強く、今回の失敗作には厳しい沙汰が下るであろうと思いきや

「褒め殺し」です。

自炊生活の中で、初めての感覚です。作った本人が「失敗だぁ」と思っていたのに、反応は意外と良かったという・・・（笑）　僕はあまり箸が進まなかったんだけど、結局父がすべてを平らげ、

「（弟の分を）１個残しておいてあげて」

という具合。僕は、被害者が増える事がイヤだったけど、一方でウマいというので、まぁいいかと置いてきました。（僕は別に食べたくないし）


いやーほんとに不思議な現象です。
ちなみに、その失敗作は、チーズが入ったハンバーグでした。